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SakihamaIppei

【金槌・ハンマー・ゲンノウ】

2018年 11月 12日 (月)

【金槌-かなづち】
言わずと知れた工具ですが、
ハンマー、金槌、トンカチ、ゲンノウと複数の呼び方があります。
ファミリーボックス・ユートピア設計のデザイン事例-
ハンマー・・・hammer・英語です
槌(ツチ)・・・金槌や木槌など物をたたく道具。
柄の先に円筒状の鉄・木などがついている。
トンカチ・・・オノマトペ由来(トントンカチカチ)
ゲンノウ・・・???

なんでゲンノウと言うのでしょうか。
これには結構以外な理由があるのです。

ゲンノウ(玄翁・玄能)は玄翁和尚と言う和尚様の名前が由来なのです。

この玄翁和尚、いったい何をした人なのかと言いますと
玉藻前(たまものまえ)伝説に登場します。

 

ファミリーボックス・ユートピア設計のデザイン事例-玉藻前-

【玉藻前伝説の大まかなあらすじ】
平安時代末期、鳥羽上皇の寵姫だったとされる
伝説上の人物の名前が玉藻前で、
玉藻前の正体がなんと、白面金毛九尾の狐と言う
トンデモストーリーが展開されます。
【画像】鳥山石燕著『今昔画図続百鬼』より

玉藻前は陰陽師に正体を見破られた後、
那須野原(栃木県)で討伐されて
巨大な石になりました。
この巨大な石、毒を吐いて近づく人や動物の命を
奪う厄介な代物で殺生石と名付けられます。

ここでやっと玄翁和尚が登場します。

玄翁和尚が殺生石の前で長い祈祷を行い、
その祈祷の後、
大金槌で殺生石をたたき割って破壊します。
それ以来、殺生石は急激に毒気を弱めますが、
今なお毒を吐きつづけている。
と言うものです。

 

恐ろしい殺生石をたたき割る時に用いた金槌と、殺生石を鎮めた和尚の名にちなんで、
工具の世界では金槌をゲンノウ(玄翁・玄能)と言うようになったそうです。

そして、これまた驚くことに殺生石、なんと実在します。
ファミリーボックス・ユートピア設計のデザイン事例-殺生石-
殺生石の周りだけ山肌がむき出しに…なんとも怖いですね…

一応種明かしをしますと、
殺生石付近は、有毒な火山ガスが絶えず噴出していて、
谷間の窪地にはそのガスがたまりやすくなっています。
ガスの排出量が多い時は、立ち入りが規制されるんだとか。

昔の人は当然そんな事は知りません。
なので九尾の狐の伝承と石が結びついて殺生石が生まれたのだと
言う事でございます。

今回は、九尾の狐だったり、玉藻前だったり、殺生石だったり
いろんなものが出てきました
因みに、この物語に登場する九尾の狐は
封神演義などに登場する妲己(だっき)と同一らしいですよ
中国の王の后(妲己)

インドに移動、太子の后

再び中国、遣唐使の船で日本へ

玉藻前、らしいです