CRAFT MAN
家づくりに携わる人たち2023/10/09
職人インタビュー第七弾
皆さんこんにちは
広報担当の崎浜です。
今回は野崎木工株式会社の工場へお邪魔してきました。
また、代表の野崎達矢(のざきたつや)さんにお話を伺う事が
できましたので、工場見学の様子と合わせてご覧ください。
まずは、野崎さんへのインタビューから!!
・職人歴
私がこの業界で働き始めてから、もう32年ほどになります。
中学卒業して16歳の頃から父と一緒に作業をしていました。
当時は、父母私の3名からのスタートでした。
・木工職人になろうと思ったきっかけ
やっぱり、父がその道に携わっていたことが大きなきっかけでした。子供の頃に家で父が作業をしているのを見ると手伝わなければという想いもあり、簡単な作業を手伝うようになりました。そこから作業工程を少しづつ覚えていきながら、中学卒業後、本格的にという感じでした。
・作業するうえで気を付けている事は何ですか?
木材を加工するためにさまざまな機械を使用するため、何よりも怪我や事故が起きないように注意を怠らないようにしています。
人間慌てると集中力がなくなり、ちょっとした油断が怪我につながることもあるため、作業中は慌てず冷静に行動するよう心がけています。
・木工職のやりがいは何ですか?
加工した物が、現場で所定の場所にちゃんと収まっているのを見ると、安心感が湧きます。
設計事務所から造作図面を受け取り、私が指示を出し、従業員がその指示に従って作業を進めます。
製作物を現場に納品し、それがきっちりとその場所に収まったとき、達成感と安堵感、やりがいを感じます。
私たちの手で形になったものが、現場で完璧に納まる瞬間というのは、木工職人の最大の醍醐味です。私達の技術が、顧客の満足につながる瞬間だとも思います。
私たちは工場で多くの機械を使いながら加工していきますが、現場にいる大工の皆さんはまた、現場での加工技術に非常に長けています。どちらが優れているというよりも、それぞれが得意な分野で力を合わせて良い家づくりをしていく。
そして、その成果がお客様に喜んでいただけたら、私たちも非常に嬉しく思います。
・Familybox.のイメージがあれば教えてください
「白」と「清潔感」です。現場もとても雰囲気が良く、コミュニケーションが取りやすいため、作業がスムーズに進みます。他の職人たちの仕事も常に丁寧で、現場が整理されている様子が感じられます。デザインやコンセプトは若者向けで、「白の家」というイメージがタモと調和し、シンプルでスッキリとした印象があります。
Family box.の設計スタッフからもアドバイスを求められる事もあるのですが、他にも良い材料が容易に手に入ればタモとは違う色々な提案ができたらなと思っています。
沖縄の欠点に材料の流通が弱いというのがあります。本土に比べて物資の輸送にはどうしてもコストがかかってしまいます。これが今後の大きな課題だと思います。
沖縄木工業界の未来を見据えた貴重なご意見。野崎さん、有難うございました。
さて、ここからは工場の作業風景を写真とともにお届けします。
黙々と作業を進める職人の皆さん。
工場内もとても整理整頓が行き届いていますね。
職人さんの仕事にFamily box.のスタッフも感嘆の表情
【インタビューを終えて】
今回は、野崎木工株式会社の工場見学へお邪魔させていただきました。
木の加工工場という事で、日々木くずが大量に出ると思うのですが、工場内はとても
整理整頓されてて加工用の機械や工具も丁寧に手入れされてて大切に使われているのが
伝わってきました。
そういう姿勢は製作されたものにも表れるもので、現場でも野崎木工さんの丁寧な仕事
ぶりは評判がとても良く、ここまで事業を大きくできたのも納得です。
現場・広報の他に、営業スタッフも参加して大所帯での見学となりましたが
お忙しい中、工場内を案内してくださった野崎さん、工場の皆さん、ご協力誠にありがとうございました。
工場見学の様子はスタッフブログの方でも別記事が上がっております。
そちらでは、加工の際のひと手間についても紹介していますので是非ご覧くださいませ。
【野崎木工へ行ってきました(*^^*)//】◀◀クリックでブログ記事へ移動
さて次回はどんな職人さんが登場するでしょうか?
お楽しみに!!
以上
崎浜がお届けしました。