CRAFT MAN
家づくりに携わる人たち2024/06/11
設計研修レポート 第三弾
皆さんこんにちは、広報担当の崎浜です。
本日は、設計プラン研修紹介の第三弾でございます。
外部から講師を迎え半年間続けてきた設計プラン研修もいよいよ大詰め、
研修を受けてきたスタッフはミニテスト、プラン発表の結果で認定証が授与されます。
今回は、課長クラスの現場スタッフも
オブザーバーとして参加しました。
「オブザ~バ~♪」
序盤はアトリエ建築家の中田先生からこれまでのおさらいを
【アトリエ建築家の提案手法〜おさらい編〜】
●ハードルの解決
ヒアリングする際に気を付けるべきは、
家づくりを進めるうえで乗り越えるべきハードルが存在するか確認する事
1、面積と予算の乖離
2、要望がまとまっていない、イメージが固まっていない
3、二世帯三世帯、家族構成がイレギュラー
4、家族間での意見の不一致等々、
上記ハードルの他にも、解決すべき項目をお施主様から引き出せるかが
今後スムーズに家づくりを進められるかのカギになります。
●信頼関係の構築
設計士といえど他人に生活スタイルをさらけ出すのは抵抗があるものです
まずは担当する設計士がどんな人となりをしているのか、
自己紹介しながらお施主様の緊張を解いていくことが出来るか。
●敷地確認の際は五感を研ぎ澄ませて!!
・敷地の一番良いところを見つけるべし!
・周辺環境。日当たりは、風通しは?隣接地との関係性、人通り等々…
・この場所でどんな暮らしが出来るのか想像を膨らませる
●ゾーニングの根拠
ヒアリングを基にしたプランで
なぜこのプランではリビングがこの位置なのか、
リビングと各居室、水回りや収納について根拠をもった説明ができるか
●プレゼンの準備
プランのコンセプトは明確になっているか
敷地を読み解いて、配置の根拠を説明できるか(ここにある理由)
設計意図がスラスラ話せるか
お客様がイメージできるか等々
設計士はプランと向き合うのが日常ですが、
お客様は図面はおろか、間取りを見てもピンとこないことが多々あります。
いつも分かりやすい説明を心がける事が非常に重要!!
こうやって見ていくと設計士ってここまで細かく考えて
一つ一つのプランを考えてるんですね。
【筆記テスト】
これまでの研修で学んだことを筆記テストで評価
この時間は今までに学んできたことを黙々と解答用紙に記入していきます。
みんな真剣
【平面トレース】
デジタル時代、こうやって図面を手描きする事も少なくなりました。
今回は、各自プラン発表に使用する図面を30分でトレーシングペーパーでトレース+着色を行いました。
プラン発表の際は、実際にトレースしたプランを評価者が確認しながらとなるので
これも中々手が抜けず、30分という短い時間という事もありとかなり駆け足でしたが
みんな楽しそうに取り組んでます。
【プラン発表】
お施主様の家族構成や要望、生活スタイルをヒアリングして
感じた印象やライフスタイルをどうプランに落とし込んだのか
敷地調査で得た土地や土地周辺の状況などを加味して
土地の良さをプランに盛り込むことが出来たのか
上記を簡潔にまとめたコンセプトは
お客様に刺さるものになっているか等々
10分間の説明をした後、5分間の質疑応答という形で
受講者全員が順に発表していきました。
【認定証授与】
今回、晴れて5名のスタッフが認定証を授与されました
【主席発表】
そして、トップの成績を収めたスタッフには
社長から特別なプレゼントが!!!
プレゼントの中身は何だったのか!!!
気になるところですね。
今回は設計プラン研修、最終試験の様子をお届けしました。
一軒の家を建てるのに100人近くの人が関わっていると言われていますが
その中でも、設計士は
どんな家を建てるのか、お客様にはどんなプランがあっているか
ハードルや生活スタイル、周辺環境や住んでからの生活等々
多岐にわたって考え、試行錯誤しながら一つ一つのプランに向き合っている事が垣間見えました。
より良いプランをご提案していく為、日々勉強!!
学びに終わりはないことが良く分かる研修内容となりました。
講師を務めてくださった中田先生
この場を提案してくださった小倉さんにも感謝感謝です。
有難うございました。