CRAFT MAN
家づくりに携わる人たち2024/07/12
職人インタビュー第十弾
皆さんこんにちは
広報担当の崎浜です。
Familybox.の協力業者を紹介するシリーズも10回目となりました。
そんな節目となる今回はTRUSS株式会社代表取締役の比嘉賢人(ひがけんと)さんにお話を伺いました。
塗装業のやりがいや意気込み、Familybox.との今後の展望などについても語っていただきましたので是非ご覧ください。
・職人歴
17歳からなので15年くらい塗装業界に携わらせて頂いてます。
子どもが出来たのが早くて、親として子供を育てないといけないというのもありましたし、当時身近だった先輩が塗装屋さんをしていて働き口がすぐに見つかったのもあり、高校を中退してこの業界に飛び込みました。
それからは塗装一筋です。
・塗装業のやりがいについて教えてください
私たちは主に、新築の塗装を行っていますが、改修工事もさせて頂いてて、既存の建物がメンテナンス時期になった際にひび割れの補修をして化粧しなおしたり、雨漏り時の防水工事などもさせて頂いています。
「住み心地」という面では内装が大きな割合を占めますが、やっぱり綺麗に塗装された外観というのもとても大切だと思います。キレイに塗装された外観を見てお客様に喜んで頂けるように、適切にメンテナンスをすることで建物の寿命を延ばして、お客様に長く気持ちよく住んでいただけるように、丁寧に作業をさせて頂いています。
新築の塗装でも、改修工事でも「頼んで良かった」とお客様に喜んで頂けた時はやりがいと誇りを感じます。
・塗装業で難しい所、腕の見せ所というのがあれば教えてください
左官屋さんが仕上げたツルツルの外壁にラフトンという塗材を吹き付けていくんですが、職人の腕が試される難しい工程だと思います。その面で人を育てていくというのが難しく、限られた面積に塗布する練習だけでは身につかない、建物の外壁という大きな面積に均一に塗布していく技術は、どうしても本番の場数をこなしていく必要があります。そんな中でも一定以上の水準を担保して仕上げないといけないという難しさはあります。
若いスタッフもいる中で、経験の浅い若手にはまず狭い面積の壁から、徐々に任せられる面積を増やしていく流れを作業工程の中で誠実にこなしていく事が技術を磨くという意味ではとても大切な事だと思っています。
・塗装業で気を付けている事は何ですか?
色々ありますが、私たちでコントロールできないという面では天気が一番気になります。
塗料によっては24時間かけてじっくり乾かさないといけないものもあるのですが、夕方まで塗装作業したのに夜間に雨が降ったために一からやり直しになったという事もあります。
特に、夏場はゲリラ豪雨、片振り、夕立に夜間の急な雨等、天気予報では読み切れない事もあり、いつも天気の動向を気にしています。
梅雨で雨天が続いた時は日程の再調整が必要ですし、梅雨明けには滞っていた現場が一斉に動き出すのでスケジュール管理の面でもとても気を使います。
・イメージしていた塗装屋さんの事務所っぽくないのは何か狙いがあるのでしょうか?
私自身が内装を作っていくのが好きな事もあるんですが、やっぱり若い人に入ってきてほしいと思っています。
昔ながらの如何にもな事務所だと、そこで働くスタッフもお客様もわくわくできない。
こういうわくわくってとても大事だと思っていて、お客様や業者の方から「おしゃれ!!」と言ってもらえるような空間をつくりたいと思っています。
この会社はどういった仕事をしてくれるんだろうというわくわくをお客様にも与えていきたいので内装は拘りながら現在進行形で作っていってます。
あ、本業の細かいチェックが入るので工事部の金城部長には内緒でお願いします(汗)
「比嘉さんココの納まり甘いな~」って声が聞こえてきそう(笑)
・Familybox.のイメージがあれば教えてください
私も職人上がりで色々な現場を見てきた中で、Familybox.の現場の第一印象は「とても綺麗」です。
整理整頓が行き届いてて、監督の管理も行き届いてる、現場の進捗状況も職人のみんなが把握しやすい現場の体制になっていて私たちも社内で取り入れていきたいなというのが沢山あります。
Familybox.とは一年ほど前に新垣左官工業の新垣社長からの紹介で繫がりました。
Familybox.グループに入ってからまだまだ日は浅いですがとてもいい刺激になっていますし
今後も互いに成長していけたらと思っています。
【インタビューを終えて】
今回は、TRUSS株式会社 代表取締役の比嘉さんにお話を伺いました。
事務所の他に倉庫も見せて頂きましたがそこにはFamilybox.スペースとFamilybox.専用工程表が!!
Familybox.の現場工程がとても整えられている中で自分達が遅れを取ってはいけない!!と互いに緊張感を持ちつつ互いに成長していけたらとの事です。
こんな事聞かされたらテンション上がりますね。
そんな倉庫で発見したのがこのイラスト。
比嘉さんが子供の頃から描いていたという謎のキャラクターとの事ですが、
実はちゃっかり比嘉さんの名刺に登場していたり、インタビューをさせて頂いた打合せスペースにも隠れていたり
TRUSSさんの中では結構頻繁に登場している模様。よく見るとkenbwと書かれていますね。
近いうちにkenbwと銘打って公式キャラクターに昇格する日も近いかもしれません。
建築業界では慢性的な若手人材の不足が問題となっていますが、比嘉さんからは塗装業界を変えていこう
という意気込みが感じられました。とても頼もしいパートナーですね。
比嘉さん、ご協力ありがとうございました。
さて次回は、どんな業種の方が登場するでしょうか?
皆さんお楽しみに!!
以上
崎浜がお届けしました。