CRAFT MAN
家づくりに携わる人たち2024/11/28
【職人インタビュー第十一弾】
皆さんこんにちは、広報担当の崎浜です。
今回のCRAFTMANはゆり電気代表の玉城睦さんにインタビューをしてきました。
電気工事業界に入った意外なっきっかけややりがい、今後の目標について色々お話を聞くことが出来たので是非最後までご覧ください。
・職人歴
業界に入って14年になります。
工業高校を卒業して愛知県の工場に期間従業員として就職、その後電気工事の会社に就職しました。
20代のうちに沖縄に戻ってきたいという想いもあって29歳の時に沖縄に戻ってきました。
その後、3~4年くらい沖縄の電気工事のやり方を学び、6年前に独立してゆり電気を立ち上げました。
独立当初は太陽光メインでやっていましたが、今は住宅が圧倒的に多いです。
・電気工事職人になろうと思ったきっかけ
電気をやりたいというのはなかったんですが、強いて言えば高校が工業高校で倍率が低かった電気科を受けたのがきっかけです。電気課を卒業すると筆記試験免除だったのもあり、その流れで工場勤務→電気工事という感じです。
・作業をするうえで気を付けている事は何ですか?
配線、照明器具の取り付け等、慣れてしまえば誰でもできる作業ではありますが、接続や被服の皮むき等、一見すると簡単そうな作業でのミスが後々火災等の大問題につながります。作業の時は必ず、ひとつひとつチェックしながら丁寧に作業を進めるようにしています。
後は、電気図面のチェックは欠かせません。工事前には図面におかしなところがないか隅々までチェックします。
・電気工事の難しい所、腕の見せ所というのがあれば教えてください
年々、電化製品が進化していきます。建築業界全体を見ても、電気製品の進化のスピードは早い方で、進化に伴い電気配線や器具、接続の仕方、結線も変わります。その変化に乗り遅れないように日々の勉強は欠かせません。
それと、電気工事の分野は幅が広いのも特徴で、コンセントや電灯の取り付けの他、通信設備、防災設備、計装関係、高圧受変電設備等の制御関係と全てをマスターするのはとても難しいです。
・電気工事のやりがいについて教えてください
やっぱり、電気が点いた時、器具が思った通りに作動した時ですね。自分が手がけた物件で電気が点いているのを見ると嬉しさと同時にやりがいを感じます。
また、違うジャンルの電気工事や難しい工事等でうまく現場を収めた時は、自身のスキルアップと達成感を感じます。
・愛用の道具を見せてください
ペン型ドライバーです。ビスの取り外しなど職人の間ではおなじみの工具ですが、内地だとこのペン型ドライバーが以外に普通に使われています。というかこれが主流になってます。
沖縄ではまだまだ大きいインパクトドライバーを使っている方が多いですね。類似品で力が弱い安いやつを使って「やっぱり、小さいのはダメだ」と思ってる職人さんも多いと思うので、是非これを使ってみてください。従業員にも勧めていますが、みんな気に入っています。狭い所での使い勝手は最高。とてもお勧めです(※案件ではありません)
仕事の相棒、ご自慢の愛車も見せて頂きました。
メチャクチャ整理整頓されててとても気持ちいいですね。
この几帳面さが誠実・丁寧な仕事に繋がっていると感じます。
機会があれば、Familybox.現場スタッフのインタビューでも
社内の様子を見せてもらうとしましょうか。
・Familybox.のイメージがあれば教えてください
4年前、施主工事として太陽光の設置工事に入ったのがFamilybox.の初現場でした。
当時、現場監督だった島袋太郎さんに「住宅もやってます」と話したのがきっかけで繫がりました。
イメージは、やっぱり「家が白い」です。
スタッフも柔軟な発想力のある若い世代が多いので、電気図面も「あ、こういうやり方もあるんだ」と気づかされる事も多く良い刺激になっています。棟数も増えてきて、どこまで行くんだろうと期待して見ています。
・今後の目標
Familybox.と同じように、私たちゆり電気もお客様から「素晴らしい家を建ててくれてありがとう」と言われるような会社に育てていきたいです。建築業界は常に人手不足と言われていますが、電気工事業界も人員が不足しています。
最近では、DIYも大分浸透していて、自分で棚を作ったり日曜大工的な事をする人も増えてきました。でも、電気関係は皆さんあまり触れてなくて、電気だけは電気屋さんにお願いする事が多いです。
日々の生活からも電気は切り離せない分野なのでもっともっと業界を盛り上げていきたいですし、そんな存在に成長していけたらと思います。
【インタビューを終えて】
今回は、ユリ電気の玉城睦さんにお話を伺いました。
CRAFT MAN-家づくりに携わる人たち-で電気屋さんを紹介するのはみなと電設の田港さんに続き二社目になりますが、現場のヘルプに入ったりヘルプされたりと業者間との横の繫がりもとても良好。絶えず笑顔でとても話しやすい気さくなお人柄ですがとても緊張しいで、前回の田港さんの内容とも被らないようにとの事で、事前にインタビューの回答を考えていたんだとか。ビッシリ書き込まれたカンペも見せて頂きました。
因みに、我らが工事部長からドーピング規定で失格判定、再突撃インタビューのお達しが出ております。
キビシィィィィ
まぁ、ちょっとした内輪ネタの様な軽いノリなので、これからインタビュー予定の職人さんも身構えずに軽い気持ちで受けて頂ければと思います。
さて次回は、どんな業種の方が登場するでしょうか?
皆さんお楽しみに!!
以上
崎浜がお届けしました。